公務員を辞めて民間企業で働き始めた人。フリーランスになった人。
民間企業を辞めて、公務員になった人。
やりたいこと、夢をかなえるために、新たな道へ踏み出した『元』公務員や『現』公務員に密着します。
彼らが公務員として何を思い、今何を感じているのか。
今回は、2021年5月に鹿児島県庁から民間企業へ転職した、徳田有星さんの続編【転職1年後の記録】です。
転職して1年が経ち、今までの仕事を振り返るというテーマで、お話を伺いました。
徳田さんの姿をとおして、働き方で迷ってる人や悩んでる人のモヤモヤが、少しでも晴れてくれれば嬉しいです。
営業ランキングの九州MVPを取りました
県庁職員からリクルートに転職して約1年が経ちました。
仕事はどんな感じですか?
あのですね、ちょっと報告したいことがありまして。
僕、2021年下半期のランキングで九州のMVPを取りました。笑
え⁉
九州のMVP⁉
ありがたいことに。笑
リクルートの営業職って、週間、月間、クオーター、上下半期で、それぞれ小刻みに全国のランキングが出るんですよ。
そんなシビアに競争させられるの…⁉
ですね。笑
もっと細かく言うと、ランキングのクラスが細分化されてたりするんですけど、今回は、2021年度の下半期のクラスとか全部取っ払った部門で九州エリアのMVPをいただきました。
すごすぎますね…。
この前のインタビューでは「自分の実力不足を痛感してます…」みたいなこと言ってたのに、、頑張ったんですね…‼‼
頑張りました。。笑
九州でMVPを取ると、どんな良いことがあるんですか?
色んな人に自分の名前を知ってもらえる機会になったので、それは良かったなぁと感じましたね。
ただ、リクルートの中で、僕が今回いただいた部門とは違う『イノベーション』っていう評価項目があって。
イノベーション?
みんながやってないようなことに取り組んだ人を評価するみたいな。
僕にとっては、リクルートの存在自体がイノベーションな気がしてますけど。。笑
いやっ…笑
やってること自体、めちゃくちゃ泥臭いんですよ。
営業して、求人の掲載しませんかって提案して、商談して。
相手に理解してもらった上で、求人を掲載する。
うんうん。
それに加えて、求人の原稿を企業やお店ごとに作成して、毎週の締め切りに追われるっていう。
毎週締め切りに追われるのか…
吐きそうです。毎日。笑
目の前の仕事に追われる毎日だった
笑笑
毎週締め切りに追われながら、さらに新しく営業の新規開拓をしたりするわけですよね?
ですです。
この1年間は、目の前の仕事をひたすらこなす毎日でした。
すごいなぁ。
徳田さんを何年も前から知ってる僕としては、息子の成長を見守ってる気持ちですよ。笑
その上で、徳田さんにカゴシマベースから”御礼申し上げないといけないこと”があって。
ほぉ!
何ですか⁉
カゴシマベース、いつも読ませてもらってますよ!笑
徳田さんにインタビューした一発目の記事が、今までのすべての記事の中で一番読まれてるんですよ。
ほんとにありがとう!!!!笑
ほんとですか?笑
というか、この前、鹿児島市長のインタビュー記事を上げてたじゃないですか。
すげーなと思って見てました。
だって、以前お話した時、『2021年の目標が鹿児島市長のインタビューをすること』って言ってたじゃないですか?
言ってたかも!笑
なんかね、運が良かったんですよ。完全に。
いやいや。笑
その目標を達成した今、カゴシマベースは何を見据えて活動してるんだろうって、そこが気になってて。
良い質問しますね。。笑
そうだなぁ…このメディアの根底には、『僕らが好きな人をみんなにもっと褒めてもらいたい』っていうところがあるから、インタビューに関してはこのまま続けていきたいなとは思っていて。
ただ、ぶっちゃけ、このままボランティアとして趣味的に続けていこうとは思ってないんです。
というと?
鹿児島の公務員がやってる活動や素敵な事業を紹介したり、拡散することって、かなり鹿児島の発展に貢献してるって思うんです。
だから、カゴシマベースの活動を公務員の仕事としてやりたい。
なるほど。
平日の就業時間を使ってインタビューとか編集作業が出来たら、もっとたくさんの魅力的な公務員の存在や、魅力的な取り組みを世間にPRできる。
そこにもどかしさがあって。
分かる気がします。
役所の机に座って平日きっちり仕事をこなすことが、僕には向いてないって分かっちゃったんですよ。
というか、次の目標を質問してくるあたりが、なんかポジティブで素敵ですね。笑
笑笑
だって、今日、僕もマネージャーに詰めらたんですよ。
九州でMVPを取った今、次は何を目標にするのかって。笑
笑笑
九州MVPのさらに上って、全国MVPぐらいしかないんじゃ?笑
ですね…。笑
ほぼほぼマックスの結果ですもん、これが。
マックス。笑
じゃあ、次は全国MVPのポジションを目指す感じ?
いやっ。
それを目標にしちゃうとかなり大変といいますか…完全に仕事に追われてしまうんですよ。
なるほど。
しかも、今回の結果を得られた要因として、お客さんに恵まれてたことが大きかったんです。
いくら営業を頑張っても、「求人をしたい、掲載したい」って言ってくれるお客さんがどれだけいるのかっていうのも、かなり大事な要素なので。
そこのめぐり合わせが良かったから、取ることが出来たと思ってるんですよ。
自分が何をしたいのかが分からなくなった
じゃあ、これから2022年度が始まるわけですけど、次の目標はどこに設定しているんですか?
4-6月のクオーターは、今まで通りの営業ももちろん一生懸命やるんですけど、それ以外のことにも力を入れて行こうと思っていて。
なるほど。
そもそも、この1年間で色々なモノや価値観に触れてしまったが故に、正直、今自分が何をやりたいのかが分からなくなっていて…。
『自分自身が次、何をやりたいのか。』
そこを見つけるためにも、色々なことにチャレンジしていきたい。
今の仕事に一生懸命取り組んで、結果を出した徳田さんのセリフだからこそ、重みがあります。
次のステップに向かっていくんだね。
はい。
次の目標が見つけられたら、リクルートは辞めようかなって思っています。
それこそ、今の営業職でも僕はイノベーション的なことにあまり手を付けられていないんですよ。
そう…ですか?
数字を積み上げるっていう部分しかやってこなかったんです。
(十分すごいと思うけど…)
リクルートには『数字としての実績』だけの評価に加え、『数字の実績+イノベーション』部門の表彰があるんです。
僕は数字だけ見れば全国1位の結果を残せたんですけど、僕はイノベーションの部分が出来てなくて。
なので、『数字の実績+イノベーション』部門の全国MVPには届かなかったんですよ。
ほぉ…レベル高いなぁ。。
全国MVPに届かなかったことはもちろん悔しいんですけど、そこを追求するというよりは、リクルートで働いている強みを活かしながら、自分がステップアップするために必要なことを吸収していきたい。
そう思っています。
2022年は映像クリエイターとしてのチカラをつける
今現在、徳田さんが興味のあるジャンルって、何かありますか?
動画撮影や動画編集に興味がありますね。
ほう!
営業職と動画編集って、全然違うジャンルに見えちゃいますけど、なぜ?
最近、新しい出会いがあって。
企業で働きながら、副業で映像クリエイターとして活躍してる人と最近出会う機会があったんですよ。
インスタのフォロワーも何千人っていて。
なるほど。
その人は1年間独学で映像クリエイターの勉強をして、インスタも自分でしっかり運用しながら育てて。
今では、企業から映像制作の案件をとってきたりするぐらいになっているんです。
フォトウェディングとか企業のPR動画とか。
パワフルだなぁ。。
そういう案件の依頼自体は全国からくるみたいなんですけど、「鹿児島もまだまだ動画制作のニーズがありますよ」って、その人が言ってたんです。
だから、自分もそっち方面の勉強を始めてみようかなって。
ほぉ!
九州MVPを取ったので、今度のボーナスは割とたくさん入ってくるはずなんですよ。笑
そのボーナスは自己投資にあてようかなって思っています。
カメラとか動画関係の機材をドカッと購入しようって。
いやぁ、、徳田さんのそういう所が最高だなって思います。
先日、adobeのpremiere pro(動画編集アプリ)が料金のキャンペーンしてたので、すぐ登録もしました。笑
この1年間は、動画撮影と編集のスキルを取得して、自分自身のスキルアップをしたいなぁって、そう思ってます。
すごいなぁ。
なんか、話聴いてるだけで元気出てきた…‼
営業と動画編集の交差点
僕はリクルートに入ったことで、周りから刺激をもらえるような環境に居ることが出来てるので、そういう意味では恵まれてるなって感じてます。
動画編集にしても、教わることができる先生が身近にいるので、ありがたいですよ、本当に。
その環境をチョイスしたのは徳田さんだから、なるべくしてそうなってるんじゃないかなぁと思います。
自分自身でポジティブにどんどん道を切り開いていく姿は、見習わないといけない部分だなって。
勉強になるとともに、すごく反省しました。
いやいや。。
そもそも、今仕事にしてる営業職と、これからチャレンジする動画編集って、完全に切り分ける必要もないよなって思ってて。
というと?
一見、全く違うジャンルに見えますけど、どこかリンクする部分が必ずあるはずだよなって思ってるんです。
どこがリンクするのか、今の所全く見えてないですけど。笑
なるほどなぁ。
最初から『リンクさせよう!』って思ってリンクさせるの、結構難しいですよね。笑
あとから振り返って、『あの時のこれはここに繋がってたのか…‼』ってこじつけるぐらいのリンクのさせ方でも良いんじゃないかなって、僕はそう思うかなぁ。
たしかに!
リンクする交差点をあまりにも強く意識しすぎると、逆に上手くいかないですもんね。
タナボタで上手く繋がった、ぐらいの感じが良いのかもなぁ。
でも、必ず繋がってくると思います。
『ポジティブな人にはポジティブなことが起こる』って、カゴシマベースを一緒にやってる先輩が言ってたので。笑
なるほど!笑
それに、今まで徳田さんがやってきたことの経験の延長線上に、今やりたいと思うことがあるわけだから。
全てが徳田さんの中で繋がってると思うなぁ。
まとめ
自分自身が何をしたいのか分からなくなったからこそ、どんどんチャレンジしていく
この姿勢は大切すぎますよね…でも忘れちゃいがちというか。
ポジティブに挑戦を続ける徳田さんだからこそ、九州MVPという実績がついてきてるんだと思うし、さらに次のステップへチャレンジしていく姿が、めちゃくちゃ刺激になりました。
『自分もまだまだ頑張れる!もっとやれるはず!』と、元気をもらえるインタビューだったなぁ。
ということで今回は、転職してからの1年間を振り返るというテーマで、お話を伺いました。
次回は、リクルートで得た経験について、お話を伺います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
ではまた次回、お会いしましょう!
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