【後編】家族中心の生活が自分にとっての当たり前【吉住裕人|鹿児島市役所】

公務員図鑑

最前線で働く公務員が、日々何を思い、働いているのかを深堀る『公務員図鑑』

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後半は、公務員としてではなく、いち市民としての吉住裕人に焦点を当て、人生のターニングポイントや、家族観についてお話を伺いました。

<聞き手=森満 誠也(KagoshimaBase編集者)>

いち個人としての人物像

人生のターニングポイントは○○との出会い

森満
森満

吉住さんって、出会った当初からいわゆる公務員像とは違う印象なのですが、昔からそんな感じなんですか?

吉住さん
吉住さん

ずっとこんな感じかもなぁ。

でも、4年前に森満誠也に出会ったことが、ターニングポイントのひとつ。

森満
森満

自分!?

なんでですか?

吉住さん
吉住さん

こんな公務員いるんだ!と思ったもん。

僕も公務員っぽくないって言われるけど、セイヤはもっと公務員っぽくないっていうか…

やっぱり人だよね。

出会いが大切!

誘ったら、久留米の公務員向け講座にも一緒に参加してくれる、そのフットワークの軽さが大好きです。
森満
森満

恐縮です。

結構昔は上司に歯向かったりしてました?

吉住さん
吉住さん

意見は言ってたかもね。

「それ違うんじゃないですか?」みたいな。

森満
森満

言ってそう。笑

吉住さん
吉住さん

今はあんまり言わなくなったなぁ。

年齢かな。

そんな時にセイヤに会ったから、「お!いいね!!」って感じた。

まぁ、心配なところもあるけど。笑

森満
森満

昔の自分を見てるみたいな感じですね!

僕からすると、吉住さんはめちゃくちゃ貴重な存在ですよ。

吉住さんがいるからまだ市役所職員として頑張れてます。

普通の公務員が描いてる『はみ出しちゃいけない大枠』は小さい

森満
森満

役所人生の中で、上司からめちゃくちゃブレーキかけられたことあります?

吉住さん
吉住さん

うーん…なかったかも。

怒られたことはあるよ。先に勝手にやって。

結構、事後報告するタイプだったのよ。笑

森満
森満

わかります。

僕も何回も怒られてます。

吉住さん
吉住さん

最近はさすがにないけど、昔はそうだった。

だから、ブレーキっていう意味では、ないのかもね。

まぁ、思い切ったことをしてないのかもしれない。

ある程度、まわりの状況だったり、職務の事業内容を見た中で、枠の中でぎりぎりを狙うみたいな。

森満
森満

ベースが公務員である以上、大枠は意識しますよね。

吉住さん
吉住さん

でも、公務員の描く大枠って、ちっちゃいじゃん。

その点セイヤを見てると、普通の公務員が描く大枠からはみ出してるからすごいなと思う。

森満
森満

そう言ってくれるの、吉住さんぐらいですよ。笑

吉住さん
吉住さん

そもそもやりたいと思っても、できない公務員が多いと思うよ。

公務員の枠にとらわれない方がおもしろい

森満
森満

吉住さんは、僕と違って役所内での知り合いめちゃくちゃ多いじゃないですか。

『何かしたい!』と思ってる公務員って、結構居るものですか?

吉住さん
吉住さん

心の中では思ってる職員は結構いると思う。

思ってても声に出さないわけよ。

森満
森満

なるほど。

吉住さん
吉住さん

『思い』を持ってる人の中でも、実際やるのは面倒くさいと思う人と、勇気や覚悟が持てない人に分かれると思う。

森満
森満

まぁ仕事以外に何をしようが、給料変わらないですしね。

吉住さん
吉住さん

別にそれも良いわけよ。

森満
森満

というと?

吉住さん
吉住さん

人それぞれ価値観は違うし、大枠から外れる公務員が多ければいいってわけじゃないし。

ただ、そんな公務員が多い中で、セイヤは今まで出会った考え方の人たちとは違ったから。

公務員の枠にとらわれない感じが面白いなぁと思った。

森満
森満

ありがたい。

ただ、僕の場合は、『こうあるべき!』みたいな同調圧力に、ただ歯向かってるだけな感じもしますけどね。

吉住さん
吉住さん

そういう意味では、危なっかしさがあるよね。笑

ただ、こういう面白いやつと付き合っていきたいなと思ったよ。

おまけー夫婦の話ー

森満
森満

吉住さんって、家族をかなり大切にしてるイメージですけど、昔からそうだったんですか?

吉住さん
吉住さん

いや…

結婚当初は、してなかったのよ。

結構好き放題遊んでたからねー。

森満
森満

意外なこたえ。

いつぐらいから家族中心になったんですか?

吉住さん
吉住さん

嫁から言われたのよ。

森満
森満

なんて言われたんですか?

吉住さん
吉住さん

なんて言われたかは、あれだけど…

嫁さんはもともと県外出身の人で、結婚するとともに鹿児島に来たんだよね。

だから結婚当初は友達が鹿児島に居るわけでもなく。

なのに、旦那まで家に居ない。

それって最悪じゃない?

森満
森満

最悪ですね。笑

吉住さん
吉住さん

あとは子供の存在が大きかったかな。

森満家のDIYワークショップにも、子供と一緒に参加してくれました。
森満
森満

子供の存在が吉住さんのスイッチを入れたわけですね。

でも、子供が生まれるまで外に出るのが好きだったのであれば、家族と過ごす時間が増えることで、外に出る時間が減るわけですよね?

少し窮屈に感じたりはしなかったんですか?

吉住さん
吉住さん

うーん、やりたいことを抑えて家族といるわけではなくて、純粋に家族が好きなんだよね。

優先順位が単純に変わっただけで。

家族を優先にするこの暮らし方が、自分にとっては当たり前になっていて。

その範囲内でやりたいこともやってるから、楽しいよ。

森満
森満

純粋に家族が好きって、最高な言葉ですね。。

本日はありがとうございました!

吉住さん
吉住さん

ありがとうございました!

まとめー一般市民としての顔編ー

純粋に家族が好きで、家族を優先する暮らし方が自分にとっては当たり前になっている

この言葉☝に、吉住さんの素敵さ、素直さ、芯の強さがすべて詰まっているなぁと思います。

吉住さんみたいな先輩が身近に居るか居ないかで、若手からすると働き方の幅が大きく変わってくる。

前向きな意見交換ができて、ある程度泳がせてくれる大人が居る組織や地域は強いんです。

また、吉住さんは公務員としての顔、家族の父親としての顔以外にも、地元の地域でイベントをディレクションするディレクターとしての顔も持っています。

バザール|鹿児島市|eimon park bazaar|下伊敷栄門
つながる、このまちプロジェクト。 周りを団地に囲まれた、昔,商店街が栄えていたまち。eimon park bazaarから、ちょっとプレミアムな栄門へ生まれ変わります。まちのつくりては、誰でもない 私たちなのです。

ディレクターとしての顔については、また次の機会で。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

また次回!

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