【育休対談】子どもの方が大人【倉田大吾・智美│水俣市役所 】#3

育休

最近なにかと話題の育児休業(以下「育休」)。

育休を取ったパパやママが、子どもとどんな毎日を過ごし、何を考え、どんな思いを抱いているかをお聴きします。

今回のゲストは、熊本県水俣市役所で働く、倉田大吾(以下「大吾さん」)・智美(以下「智美さん」)ファミリーです。

この記事は6分で読めます^^

第3話では、育児に関する悩みや感じることについて、お話を伺いました。【全4話です】

<聞き手=上木寿人(KagoshimaBase取材者)、森満 誠也(KagoshimaBase編集者)>

育児について

寝かしつけ=戦い

上木
上木

寝かしつけって、夫婦でどう役割分担されてます?

大吾さん
大吾さん

上の子はママと一緒に寝たがるんです。

だから、私が下の子をリビングで見てて、その間にママと上の子が2人で寝室に行く感じだったんですよ。

上木
上木

なるほど。

大吾さん
大吾さん

ただ、上の子がなかなか寝なくて。

最初は機嫌が良かった下の子も、授乳の時間が近づくと「ギャー」ってなって。

森満
森満

笑笑

大吾さん
大吾さん

私がどれだけ抱っこであやしても、やっぱりおっぱいを求めるから。

どう頑張っても泣き止まないので。。

上木
上木

わかります。

「僕にはおっぱいが無いから、どうしようもないじゃん!」って妻に言って、怒られたことあります。

大吾さん
大吾さん

笑笑

上木
上木

抱っこしても、揺らしても、足がおかしくなるまでスクワットしても、全然ダメで。

これ以上どうすればいいのかね…って。笑

森満
森満

この狭い部屋を僕は何周したんだろってぐらい歩き回ったりね。笑

上木
上木

そうそう。

鬼軍曹みたいに、スクワット何回しても許してくれないの。

どんだけやってもダメで。

大吾さん
大吾さん

笑笑

森満
森満

目を閉じたまま、必死の形相で吸おうとしてくるんですよね、僕のおっぱいを。

「パパはおっぱい出ないんだよー。ごめんねー。。」って言いながら。

大吾さん
大吾さん

まぁそんな感じなので、最近はみんなで一緒に寝室に行ってますね。

最初は妻が下の子に授乳して、そのまま寝る時もあるんですけど、結局上の子が寝ないと、下の子も起きちゃうんで。。

智美さん
智美さん

以前は子どもたちを寝かしつけた後、大人は起きてテレビを見たりしてたんですが、最近は力尽きて、子どもたちと一緒に寝てしまいます。。

森満
森満

うちも完全に一緒です!笑

寝かしつけ戦いですよね。。

3歳児のパワー

森満
森満

なんさいですか?

娘ちゃん
娘ちゃん

さんしゃい!

倉田家長女。かわええ。。
森満
森満

3歳かぁ。

うちの娘と全く同じぐらいの感じ。

智美さん
智美さん

最近、パワー(自我)がすごくて。。

本人の前で言うのもアレなんだけどね。。笑

怒涛の夜時間

森満
森満

娘ちゃんは保育園行ってるんですっけ?

智美さん
智美さん

行ってます!

今年の6月から行き始めたばっかりで。

上木
上木

朝送り出してから家事してたら、あっという間に迎えの時間になりますよね。笑

智美さん
智美さん

そうなんですよ!

しかも、15時半に娘を迎えに行ったら、怒涛の夜時間が始まりますし。。

森満
森満

わかる!

夕方以降は、一瞬で時間が過ぎ去りますもんね。笑

イヤイヤの理由を考えてみた

智美さん
智美さん

一瞬ですよね。。

お風呂入れて、ご飯食べて、なんやかんやして。。

一応、20時ぐらいに寝かしつけようとチャレンジするんだよね。

大吾さん
大吾さん

うんうん。

森満
森満

20時!?

えらすぎますね!

智美さん
智美さん

でも、最近は上の子が「ギャー!やだー!」って、気に入らないことがあると泣き叫んで大変なのよ。。

森満
森満

ぎゃーって言うの?

娘ちゃん
娘ちゃん

うん。

ぎゃーって喧嘩することもあれば、一緒にクッキーを作ることもある。
上木
上木

自覚はあるんだね。笑

森満
森満

うちの子も全く同じ年齢の女の子なんだけど、特に夜眠くなるとすべてが『イヤ!』になって、収拾がつかなくなりますよ。

親もかなり精神的に削られますよね。。

智美さん
智美さん

今までギャーギャー言うことが全く無かったから、私たちもなんか愕然としちゃって

最初は「うるさーい!」とか、「もう寝るよ!」とか言っちゃって、娘の機嫌の悪さに付き合って、こっちもイライラしてました。

森満
森満

うんうん。

智美さん
智美さん

でも最近は、『どんな気持ちで泣き叫んでるんだろう』って考えたり、逆に私が子どもに戻ったとして、『これをしたい・したくないってどんな時にアピールするかなぁ』って考えるようにしなって。

そんな風に考えた時に、『怒るってちょっと違うのかなぁ』って思えてきたんです。

上木
上木

なるほど。

森満
森満

家の中では、パパとママに甘えたいんだと思うんですよ。

我が家の娘も、外で見せる顔と家の中で僕らに見せる顔、全然違いますもん。

『子どもは子どもなりに、外でストレス抱えてるんだろうね』って、最近夫婦で話してました。

智美さん
智美さん

そうなんですよね。

夜に機嫌が悪くなる時を振り返ると、例えば「おんぶして!」って子どもから要求されたとして、

私「身体がきついからおんぶはしたくない」

娘「絶対におんぶをしてほしい」

私「意地を張っておんぶしない

娘「泣き叫ぶ」

みたいな感じなんです。

ちっちゃい頃におんぶされる娘ちゃん。
森満
森満

我が家でも毎晩繰り広げられてます。そのループ。

智美さん
智美さん

でね、あとで冷静になって考えたら、親側が意地を張る部分って必要なのかな?って。

最初からおんぶしてた方が、結果的に早いし私もラクだし、みんな幸せになれる。

機嫌が悪い時は基本的に眠たい時だけだから、その時は『なるべく子どもの要求には応えるようにしよう』って、昨夜の夫婦会議で決定しました。笑

心の余裕

森満
森満

なるほどなぁ。

まぁでも、その時にどう対処するかって、自分の心の余裕に左右されますよね。

智美さん
智美さん

そうそう!

まさにそうなんです!!

森満
森満

僕自身も余裕がある時は、『抱っこ』したり『たかいたかい』したり、子どもからの要求に応えようと頑張れる。

でも、親側も人間なので、疲れてたりキツかったりして、余裕が無いこともありますからね。。

智美さん
智美さん

めっちゃ分かります!

森満
森満

僕自身も、ぶっちゃけて言うと、「うるさいなぁ!」「もう寝ろって!!」みたいなことばっかりですよ。

で、子どもの寝顔を見ながら自己嫌悪っていう。

子どもの方が大人

智美さん
智美さん

分かる。なんか、、子どもの方が大人ですよね。

こんな怒ってばかりの親を許してくれて。

森満
森満

ほんとに。

だからこそ、子どもが許してくれることに、親も甘えすぎちゃいけないよなぁって思うんです。

智美さん
智美さん

子ども以上に、親が成長させられてますよね。

そもそも怒られてる認識がない

上木
上木

ちょっと脱線するんですけど。

我が家は長男が小学一年生なんですが、「パパに怒られたことない」って言うんですよ。

僕は結構怒ってるつもりなのに。

智美さん
智美さん

そうなんですか!?

上木
上木

なんでかなーって思って妻に聞いてみたら、「怒られてる認識すらされてないと思うよ」って言われて。

僕の言ってることをそもそも聞いてないっていう。

智美さん
智美さん

なるほど。笑

上木
上木

子どもからすると、僕らが本気で怒っても、「はいはい、あー、なんか言ってんなぁ。」ぐらいなのかもしれないよね。笑

大吾さん
大吾さん

笑笑

まとめー第3話ー

子ども以上に親が成長させられてる

智美さんのこの言葉、めちゃくちゃ共感します。

育児や家事しながらSNS見てると、料理を何品も作ったり、家がめっちゃきれいに片づけられてたり、いわゆるキラキラした情報がたくさん目に入ってくる。

でも、現実はそういう人ばかりじゃなくて。

今回の記事で、親側も悩んだり笑ったりしながら、悪戦苦闘してるリアルな様子を感じてもらえると嬉しいです。

ということで、第3話では、育児に関する想いや悩みについて、お話を伺いました。

第4話(最終回)では、公務員としての働き方に注目した記事をお届けします。

ではまた次回、お会いしましょう!

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